学長挨拶

「至誠」を建学の精神とし、芸術を基盤とする教育理念を継承しつつ、新しい時代の要請を組み入れた教育を推進します


 山口学芸大学は、2017年に開学10周年を迎え、今年度末(2020年3月)には第10期の卒業生を送り出します。2007年4月、山口芸術短期大学を母体として創設された、教育者・保育者養成を主眼とする大学です。2011年4月に大学院教育学研究科を設置し、2016年4月には従来の初等幼児教育専攻に加え、中等教育専攻(英語)を教職課程として整備しました。

 山口芸術短期大学から受け継がれた建学の精神「至誠」は、本学においても教育がなされるにあたっての基本的な志を規定したものであり、これは子どもの教育・保育に携わることを目指している学生にとってはもっとも根幹とすべき精神といえます。創設者の二木謙吾先生は、本大学の教育の目的とするところは「第一に自分自身を大切にすること」であり、自己を伸ばし高めるためには独立自尊の心構えが大切とされています。また、「第二は何事も一生懸命努力すること」であり、至誠一貫の努力は誰にでもできることであるとされます。この二つの心構えを結実した「至誠」の志を持って学業に励んで下さい。

 本学はこの建学の精神のもと、「芸術を基盤とする教育」を通して芸術を愛し、人間性豊かな、格調高い人格の形成を目指して来ました。グローバル化した社会の変化は速く、教育者・保育者養成においても「国際的な視野」「課題解決力」の涵養が求められています。また、21世紀の国際社会が抱える多くの課題に立ち向かうのに必要な知識と知恵や、課題解決学習(Project Based Learning:PBL)に代表されるアクティブ・ラーニングの経験が求められています。本大学でも、海外の大学との提携を進め、短期海外語学研修や交換留学(主に大学院)への挑戦を推奨しています。また、地域の企業との提携により、デザイン思考と企業ニーズに基づくPBLを開始します。本学の教職員・学生の皆様と共に、大学の新たな時代を切り拓いて行く所存です
(2020年1月)。

三池 秀敏

山口学芸大学 学長

三池 秀敏  Miike, Hidetoshi

プロフィール
1948(昭23)年生まれ。
九州大学工学部卒業後、九州大学大学院工学研究科電子工学専攻博士課程修了
工学博士(専門分野:物性物理、非線形科学、視覚工学)
山口大学理事・副学長を退職後、2016年に山口学芸大学に着任。
副学長を経て、2017年12月より山口学芸大学、山口芸術短期大学学長。

●西ドイツ・マックスプランク研究所博士研究員(1987.4-1988.3)
●日本時間学会理事
●情報処理学会会員
●日本物理学会会員
●形の科学会会員

≪最近の著書≫
・女性の健康とライフスタイル(大学教育出版、2019)並木幸久、三池秀敏編著
・デジタル動画像処理(大学教育出版、2018)三池秀敏、古賀和利編著