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学園長挨拶

学園創立80周年を迎えて
学校法人宇部学園は、創立者である二木謙吾初代理事長が、吉田松陰先生の至誠に徹した生涯に感銘を受け、「至誠」の心を建学の精神として1945年に創立しました。現在、山口学芸大学をはじめ、山口芸術短期大学、慶進中学校・高等学校、成進高等学校、亀山幼稚園、宇部中央自動車学校を運営しております。
おかげさまで、2025年に創立80周年を迎えることになり、これまで支えてくださった皆様に心より感謝申し上げます。多くの卒業生が「至誠」の精神を胸に、社会で活躍していることを誇りに思います。
学園の2030年に向けた中期計画『宇部学園ビジョン2030』も折り返しを迎えました。社会は急激に変化し、先行きが不透明な時代です。創立80周年の節目にあたり、創立者の志を再認識し、未来社会を支える教育のあり方を真剣に考え、これまでの学園教育のよさを継承、発展させるとともに、Society5.0時代に求められる新たな資質・能力を兼ね備えた地域人材の育成に努めてまいります。地域社会との協働・共創をさらに進め、地域社会に貢献し、信頼される学校を目指します。今後も学園の教育にご理解とご支援を賜りますようにお願い申し上げます。
学園長
学長挨拶

山口学芸大学 学長
岡村 康夫
Okamura Yasuo
1951年(昭和26年)生まれ。
山口県立岩国高等学校卒業、島根大学文理学部法学科卒業後、京都大学大学院文学研究科宗教学専攻・博士課程修了。
山口大学教育学部(教育学部長)、放送大学(山口学習センター所長)を経て、2022年4月に山口学芸大学の学生部長、同年10月に副学長に着任後、2024年4月より同大学の学長就任。
所属
- 日本宗教学会
- 宗教哲学会
- 日本シェリング協会
最近の著書
- 『無底と戯れ』(昭和堂、2012年)
- 『シェリング哲学の躓き』(昭和堂、2017年)
- 『瞬間・脱落・歓喜』(知泉書館、2023年)
ご挨拶
自己に向き合い、他者に向き合う!
山口学芸大学は、二木謙吾・初代理事長が提唱された「至誠」という建学の精神のもと、なにごとにも真摯に向き合う人材育成を目標としています。
この目標を達成するためには、まず真摯に自己に向き合い、他者に向き合うことが大切です。ちょうど大樹が天空高く梢を伸ばすため地中深く根を張るように、この学園での学びはそのための貴重な機会となります。なにごとにも真摯に取り組むことは、各自に与えられた時を大切にし、その多様な個性を伸ばし、豊かな人間性を育むことを可能とします。
現代の世相はあまりにも移り変わりが早く、ともするとその流れに翻弄されることが多々あります。古き良き伝統をしっかり受け継ぐことも大切です。ただ、旧弊にとらわれず、また時代に迎合しない自分の立場を確立することこそ大事です。「至誠」を建学の精神とする本学での学びが、その機縁となることを願ってやみません。
2024年4月 岡村 康夫