〈英語教育専攻〉4年間の学び

学びの一例

基礎から段階的に学び、教育現場で必要な英語運用能力を習得。

英語で授業ができる英語教員をめざして履修計画を設計します。
中学・高校に関する基礎的な知識を習得しながら、英語コミュニケーション能力を身につけていきます。
実習や海外研修プログラムを活用して実践力と英語運用能力を磨き、英語教育に関する研究を深めるカリキュラムになっています。

ピックアップ授業

オーラル

コミュニケーションのためのツールとして英語を使用する能力を習得します。「英語について知っている」だけでなく「英語を使える」ようになることを目標に、グループでの話し合いやプレゼンテーションを通して英語運用能力を高めます。さらに、2年次では教育や社会が抱える様々な問題について、英語で自分の意見を述べる能力の習得をめざし、抽象度の高いテーマに取り組みます。

Student's voice 河村 瑠花さん[山口県立宇部高等学校出身]

 授業の全てが英語で行われるので、聴く力が養われてきました。また、グループでテーマに沿ってプレゼンテーションする機会も多いので、グループ活動が苦手だった私も周囲と協力して役割分担できるようになりました。


第二言語習得論

第二言語習得研究というのは、「人がどういうメカニズムで第二言語を習得するのか」を科学的に明らかにする学問です。日々の授業にすぐに役立つアイデアを提供してくれるわけではありませんが、英語を教える立場にあるすべての人が学ぶことを求められます。授業を通してそのメカニズムを理解し、英語を学ぶ日本人に適した英語学習法を提案できるようになることをめざします。

Student's voice 松原 輝さん[慶進高等学校出身]

 学生主導で授業を進めるため、人前に立つことや教科書のまとめ方などを実習前から学ぶことができます。最初は不慣れで一方的だった授業も、次第に双方向で進められるようになりました。


英語学概論

学問としての英語学の奥深さと面白さを学びます。まず、1500年前まで僅か15万人の話者しかいなかった弱小言語が、いかにして地球規模の言語にまで成長してきたかを歴史的に概観します。その後、言語の発展プロセスを学び、言語学の基礎知識や現代の英語学について習得していきます。また、現場で役立つ英語学の知識についても身につけていきます。


英語科教育法

教科として英語を教える方法を学びます。英語への興味を喚起し、やる気にさせる楽しい英語教育活動を通じて、基本的な英語力を身につけさせる教育技術を習得していきます。また、楽しい活動を通して学生自身の英語力を高め、英語を使う自信を身につけながら、学んだ知識・技術を用いて教科として英語を教える練習を重ねていきます。