卒業研究

卒業研究は4年間の集大成。巣立ちへの自信も得られます。

最終学年となる4年次には、一人ひとりが子どもと教育・保育に関するテーマを設定し、「子ども教育研究」として論文にまとめます。テーマ設定から研究手法の選択、調査・分析・考察・論文の執筆・発表までの全てが大学での学びの集大成となります。約1年という時間をかけて取り組む研究には大きな努力が求められますが、研究活動を通して総合力が養われ、教育者・保育者として巣立っていく自信も身につきます。

「子ども教育研究」(卒業研究)への取り組み

Step1研究テーマの選択 : 4部門からテーマを選ぶ

卒業研究にあたる「子ども教育研究」のテーマは、教育系、心理系、福祉系、芸術系の専門分野から選択できます。学生は、入学以来の学びの蓄積から自分が興味関心のある研究対象を選び、研究手法も吟味して研究計画を立て、データを収集・整理・分析します。指導はゼミ形式で行うことで学生同士の学びあいを大切にします。また、それぞれの学生と研究テーマに合わせたきめ細かい個別指導も行います。学生は1年間を通して、研究することの厳しさと楽しさを知ることになるでしょう。

Step2プレゼンテーション力の研鑽 : 集め、考え、伝える力の全てを鍛える

テーマに沿って研究を進める過程では、膨大な情報から必要なものを選んで、収集・分析し、自分の考えを確立し、まとめていく論理的思考力が求められます。そして、その過程を論文にしていく文章表現力も重要。さらには人々の前で論旨を披露するプレゼンテーション力も磨いて発表会に臨まなければなりません。このように卒業研究には格段の時間と気力、エネルギーを要しますが、努力の全ては、卒業後に教育者・保育者として活躍するための力を養ってくれます。

Step3集大成としての発表会 : 互いの学びを共有する

4年間の学びの全てをつぎ込んだ「子ども教育研究」の仕上げとして発表会を開催し、全員の研究論文を掲載した「研究要旨集」も発行。これらを通じて、互いの学びを共有します。 自分の研究してきた結論をどのように説明すれば効果的か、スライドなどを工夫して作成し、プレゼンテーションの練習を重ねて発表会に臨みます。教授陣や多くの学生の前で発表し、質疑応答を行うことは、人前で話す機会の多い教育者や保育者を目指す学生にとっては貴重な経験。将来への大きな力となります。