多彩な芸術系科目

芸術系科目で育まれた「表現力」は、
教育・保育の現場で「伝える力」「創造する力」となります。

「芸術を基盤とする教育」を理念に掲げる本学には、豊富な芸術系科目が設置されています。
芸術系の科目は、「表現力」を育て、表現力は、教育・保育の現場で「伝える力」「創造力」となって子どもたちの関心を高め、魅了します。さらに芸術で培われた感性は、子どもたちのわずかな変化も見逃さない「察する力」を育みます。こうした芸術系科目は、単に技術の向上だけを目指すものではありません。音楽科目では、「みんなで表現する楽しさ」を大切にし、造形科目では、「創りあげる喜び」を重視しています。
多彩な芸術系科目は、教育者・保育者としての土壌を豊かに育んでいく本学ならではの特色です。

Pick Up科目

図画工作 I・II

図画工作 I・II

豊かな感性や創造性を育てるこの科目は、人間形成にとって大変重要なものです。子どもたちが作り出す喜びを味わい、個性を発揮しながら成長発達していくための基礎となる資質や能力を養う大切な教科です。そのために必要な様々な技法や知識を講義や実技を通して学習していきます。将来、教育・保育現場で指導、支援していく立場になる皆さん自らが、作る喜び、創造する楽しさを十分に感じられるような授業を展開していきます。

器楽アンサンブル

器楽アンサンブル

前期には金管・木管楽器、後期には和太鼓と筝を取り上げ、楽器の特性を知り、初歩的な楽曲を通して各自の演奏技術を高めます。様々な楽器の音色によって奏でられるハーモニーや、呼吸を合わせたリズムのやりとりといったアンサンブルの楽しさも味わいます。最近では、和太鼓や吹奏楽を教育活動に取り入れている小学校や幼稚園・保育所も多く、指導の際の留意点を知ることもこの科目の大きな目的です。

子どもと芸術表現

子どもと芸術表現

子どもたちの年齢や発達段階、興味関心などを想定した人形劇を創作・発表します。物語で伝えたいテーマを決め、人形や小道具などを製作します。劇的表現が高まるような効果的な音や音楽も取り入れ、楽しい劇に仕上げます。台詞やナレーション、歌など声の表現力も大切な要素です。また、グループ活動のため、人の意見を受け入れる、責任を持って務めを果たす、協力しあうなど、目に見えないけれど、教育者・保育者として大切な力が身につきます。